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なんだか時間に追われている気がして、いつも最短経路を欲してしまう、効率厨を批判した本書。みんな何者かになりたがっている、といった指摘なんかも身につまされました。
コンテンツを鑑賞しているのか、消費しているのかって表現も面白かった。
ただ、大学生へのアンケートを根拠にした記述が、どうも最近の若者は~論調に見えてしまったのは残念。あとがきでそれはナンセンスな指摘だと記しているけれども、やっぱり若者への嘆きのような書きぶりは否めないように思う。
とはいえ、映画を早送りで観る、という事象を起点にした現代社会の考察は興味深かった。
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この間驚いたことに、パニック・アット・ザ・ディスコっていうバンドのハウスオブメモリーという曲が、TikTokで流行ったあと公式で早回し版を出してた。時代だなぁと思うとともに、グリーン・デイのアメリカン・イディオットのPVみて動画と音楽の再生速度って同じじゃなくていいんだって思った
著者は鬼滅の刃をむちゃくちゃいじってたけど、すごく共感できました。