ソラリス(沼野 充義 翻訳) / スタニスワフレム (2015) ... dasa
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Last update: Sept. 8, 2025, 9:30 a.m.

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物語を進行させない文章がかなり長い。しかも、それが難解。ラブロマンス要素がなかったら、最後まで読みきれなかったかもしれない。ただ、進行するストーリーの部分はスリリングで面白い。久々にSFを読んだけれど、面白いSFは現実逃避になってありがたい。それでいて、現実と地続きなところがあるのも興味深い。

垣内先生の「科学技術と科学方法論」を思い出した(当該科目は受講しておらず、さまたから伝え聞いたのみなので、誤解があるかも)。あるいは、「人工培養された脳は誰なのか」かな。すなわち、人間が勝手に、科学にストーリーを見出すのは危険だってこと。

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