dasa
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映画を早送りする時代に、コース料理はじれったい。コース料理はなじみがないので、イメージするのに音楽を使ってみるが、1つのコンセプトを用意されたアルバムを通して聴くことが作り手の意図である場合にも、リスナーは構わず一曲ずつ「好きな曲プレイリスト」に入れてシャッフル再生するような時代だと思う。1つのコース料理というのは、時間に加えて満腹という制約もあり、相当心に余裕のある者にしか楽しめないものなのではないか。シェフはそのこだわりのせいで高級食材を使いたいエゴが先行しすぎたために、お金があるだけで料理を楽しむ気のない客を前に燃え尽きてしまう（文字通り）。マーゴがファストフードを食べて満足して帰っていくのも、エゴイスティックなコース料理に対する皮肉に映った。
好きを仕事にするって難しい。シェフは一回就活してみたらいいと思う。自己分析とかして。
シェフとスタッフたちの、説得やチーズバーガーにも揺らがない猟奇的なまでの決心が見もの。最後は、その決心に客たちもみな呑み込まれ、抵抗せず料理を完成させる。
なんかよくわからんが見たくなるな